PL党首=ルーラ賞賛でネットで騒動=「言葉の切り取り」と釈明
ボルソナロ前大統領の自由党(PL)のヴァルデマール・コスタ党首がルーラ大統領の手腕を褒めたことで、ネット上でボルソナロ氏の支持者からの攻撃に遭い、釈明の必要に駆られた。
これは、ヴァルデマール氏が昨年12月に大サンパウロ市圏モジ・ダス・クルゼスの新聞「オ・ジアーリオ」紙に対して行ったインタビューの動画が12日に公表されたことで起きたものだ。
ヴァルデマール氏はこの中で、ルーラ氏の政治家としての手腕を褒め、「彼が大統領に復帰できたのも、彼の実力ゆえだ」と語っていた。
この動画は一斉に拡散され、ルーラ氏の労働者党(PT)関係者の間にまで広がっていた。
ヴァルデマール氏はフォーリャ紙(1)に対し、この件は「文脈を無視して言葉だけを切り取ったために起きたものだ」と弁解した。「ルーラ氏が優れた大統領だったことは誰も否定しようがないだろう。でも、彼は後任にジウマ氏を選ぶという失敗を犯した。一方、ボルソナロ氏は地球上ほかに例を見ないカリスマ的政治家だ」と語った。
13日、ヴァルデマール氏はXで、「私はボルソナロ氏に忠実だが、自分自身の政治信条にも忠実だ。私の言葉に矛盾はない」とし、自身を批判した人たちへの釈明を行った。