《記者コラム》日本・ブラジル新時代のカギはエネルギー保障=大陸横断ルート建設に日本勢も参加を
世界的有事のたびに〝漁夫の利〟を得てきた南米
ウクライナ侵攻、ハマス危機から悪化する中東情勢、北朝鮮、台湾進攻など世界中に不穏な空気が漂っている。仏歴史人口学者のエマニュエル・トッドなどは「すでに第3次世界大戦が始まっている」とみている。中でも日本は核兵器を保有する独裁国家群に囲まれ、安穏とできない。
振り返れば、ブラジルおよび南米諸国は世界的な有事が起きるたびに、地政学的な〝漁夫の利〟を得てきた。歴史的に見て南米は戦争がごく少ない地域であり、「有事」の大半は北半球で起きる。その際、ブラジルほど食糧や資源の供給余力のある国は世界的に見て少ないからだ。
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