五輪南米予選=サッカー初戦はボリビアに辛勝=エンドリック先制点で逃げ切り

23日、サッカーの五輪南米予選の初戦が行われ、ブラジル代表(セレソン)は注目選手のエンドリック(パルメイラス)のゴールでボリビアに1―0で勝利。初戦を飾った。同日付UOLサイト(1)などが報じている。
ベネズエラのカラカスで行われた試合は、南米10カ国を5チームずつに分けてのリーグ戦だ。五輪予選そのものは20日から2月11日までで、セレソンはボリビア、コロンビア、エクアドル、ベネズエラとのAグループ所属となる。
試合は開始早々の4分、ジョン・ケネディから中盤でボールを受け取ったエンドリックが高速ドリブルで相手を抜き去ると、キーパーと1対1で対峙。この好機にキーパーの右脇を抜ける豪快なシュートを決め、早々と1点を先取した。
だが、セレソンの動きは硬く、前半はボール専有率が44%と劣勢になるなど、選手間の連携の悪さが目立った。また、前半26分には同点ゴールを奪われそうになる場面も見られた。
後半は、フォワードにヴァスコ・ダ・ガマで活躍中のガブリエル・ペックを投入したことで流れが良くなったが、シュートの決定機が作れず、1―0での辛勝となった。
17歳時点での全国選手権での得点がネイマールを上回り、レアル・マドリッドとの巨額契約で世界的にも知られているエンドリックと、フルミネンセの南米一に貢献した21歳のジョン・ケネディのコンビで注目される今回のセレソンだが、ランセ・サイト(2)などによると、試合後は「この2人頼みのチーム」など、ラモン・メネゼス監督の采配が批判を浴びた。
セレソンの次戦は26日の対コロンビア戦で、ブラジリア時間の20時からの試合となる。