ジャノーネス下議=検察庁が情報公開求める=職員へのピンハネ疑惑で

連邦検察庁は14日、ラシャジーニャ(ピンハネ)疑惑が浮上しているアンドレ・ジャノーネス下議(アヴァンテ)やその側近らの口座などの情報公開を求める意見書を最高裁に提出した。14日付G1サイト(1)などが報じている。
これはジャノーネス氏が2019年に下議に就任する直前の会議で、職員たちに「自分は2016年の(ミナス・ジェライス州イトゥイウタバ)市長選に自腹で出馬したため、多額の借金を負った。その借金の返済で自分の収入が職員の収入よりも低いのはおかしいと思う」と語り、職員から毎月、給与の一部をキックバックさせていた疑いに関するものだ。
その時の録音は昨年11月に元職員によって暴露されて問題となり、翌12月には連邦警察による調査が始まった。最高裁ではルイス・フクス判事が担当となっている。
検察庁は14日に提出した意見書で、「ジャノーネス氏の発言には一貫性がない」とし、「ラシャジーニャが組織的、計画的に行われた可能性がある」ため、同氏や一部の側近らの口座や携帯電話の通話、メッセージなどの情報公開を求める意向を示した。
ジャノーネス氏は2018年の選挙でミナス・ジェライス州選出下議として当選。ネット上でのボルソナロ前大統領への批判で話題を呼び、2022年の大統領選ではルーラ氏のネット上の応援団長的存在として注目されていた。