連邦直轄区市警=前大統領四男らを告発=偽証や資金洗浄の疑いで
ボルソナロ前大統領四男のジャイール・レナン氏(25)らが偽証と文書偽造、資金洗浄の嫌疑で告発された。15日付UOLサイト(1)などが報じている。
これは昨年8月に行われた連邦直轄区市警の捜査に基づくものだ。この時の捜査ではジャイール・レナン氏の銃のインストラクターであるマシエル・アウヴェス・デ・カルヴァーリョ氏が主な対象となり、ジャイール・レナン氏は共犯が疑われていた。マシエル氏はこの捜査の際に逮捕されている。
昨年の捜査が行われた理由はアントニオ・アマンシオ・アウヴェス・マンダラーリなる架空の人物の銀行口座と名義だけの会社を作り、不正に金を得ていた疑惑だ。
ジャイール・レナン氏の場合は、架空企業の「RBエヴェントス・エ・ミジア」の請求報告書を改ざんし、15万7千レアルの貸付を受けたことが疑われている。同氏はその後も25万1 千、29万1千レアルの貸付を得ることに成功している。
だが、銀行側が融資の一つが返済されていないとして、昨年12月にジャイール・レナン氏とマシエル氏、RBエヴェントス・エ・ミジア社を訴えたため、連邦直轄区地裁が9日にジャイール・レナン氏に3日以内に36万レアルを支払うように命じた。
連邦直轄区市警は一連の捜査結果を8日に司法当局に送付しており、ジャイール・レナン氏らを起訴するかは検察局の判断に委ねられる。
ジャイール・レナン氏や弁護士側からは同件に関する返答は行われていない。