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デング熱=疑似症患者が65万突破=死者は113人に

2024年2月21日

23年と24年の新規疑似症患者数の週毎の推移(保健省公式サイトより)
23年と24年の新規疑似症患者数の週毎の推移(保健省公式サイトより)

 【既報関連】保健省が19日、17日現在のデング熱の疑似症患者は65万3656人、死者は113人、死因を確認中の死者は438人と発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)が報じた。
 現在の感染率(人口10万人あたりの疑似症患者数)は321・9だが、疑似症患者は7万9287人で感染率は2814・5の連邦直轄区や、疑似症患者が21万8066人で感染率1061・7のミナス州は突出している。アクレ州644・7(疑似症患者5351人)、パラナ州611・6(同6万9991人)、ゴイアス州569・6(同4万184人)、エスピリトサント州510・3(同1万9564人)も感染率が500を突破。これら6連邦自治体以外の感染率は平均以下だ。
 疑似症感染者が4万人を超えたのは、ミナス州21万8066人、サンパウロ州11万1470人、連邦直轄区7万9287人、パラナ州6万9991人、リオ州4万9263人、ゴイアス州4万184人で、1万人台はエスピリトサント州1万9564人、サンタカタリーナ州1万6748人の二つだ。ミナス州ではチクングニヤ熱患者も増加が続いている。
 なお、19日付アジェンシア・ブラジル(4)によると、リオ州では16日に疑似症患者が23年の80%に達し、4人死亡と発表。17日はベロ・オリゾンテ市が非常事態を宣言した(17日付アジェンシア・ブラジル(5)参照)が、全国での新規疑似症患者は2週連続で減少中だ。予防接種は対象の10連邦自治体中六つで始まり、10~11歳児への接種が進んでいる。
 また、19日付CNNブラジルなど(6)(7)によると、サンパウロ、ミナス、パラナ、マット・グロッソ・ド・スルの4州は20日、州境の市中心にネッタイシマカ撲滅のためのD作戦実施。州や地域による対策や啓蒙活動も進んでいる。


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