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ABL=新会員のリリア氏=歴史研究の第一人者

2024年3月9日

 7日、ブラジルの文学界の権威「ブラジル文学アカデミー(ABL)」が新会員として、歴史学者、考古学者のリリア・カトリ・シュワルツ氏を選出した。同日付G1サイト(1)やアジェンシア・ブラジル(2)などが報じている。
 ABLの会員選出は、会員が亡くなり、その会員が持っていた会員番号が空白になると実施される。今回は9番だった歴史学者で詩人、元外交官のアルベルト・ダ・コスタ・エ・シルヴァ氏逝去に伴うものだった。
 リリア氏は今回、38人中24人の票を受けて選出された。12人は小説家のエジガルド・テレス・リベイロ氏に投票し、2人が棄権した。リリア氏の選出で、現会員の中での女性は5人となる。
 リリア氏は1957年聖市生まれ。現在はサンパウロ総合大学(USP)の考古学教授を務めるほか、米国プリンストン大学の客員教授でもある。
 同氏は既に、30を超える著物を発表している。目立つものは人種の歴史研究だが、1998年の「皇帝のヒゲ」、2008年の「ブラジルの太陽」を始め、ポルトガル語文学の権威ジャブチ賞を5度受賞している。2008年にはABLが主催するジュリオ・リベイロ勲章も受けていた。
 リリア氏は会員入りが決まった後、「自分の人生に多大な影響を与えたコスタ・エ・シルヴァ先生の後を受けて会員入りできるのは、予想だにしなかった光栄なこと」と喜びを語っている。


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