融資対象車両販売数が増加=新車、中古で100万台超

サンパウロ証券取引所(B3)のデータによると、2月の融資対象車両販売台数(購入者が車を担保に購入資金を借りる自動車ローンを主とする金融サービスを使った購入台数)は新車・中古車込みで52・5万台だった。この数字は軽自動車や二輪車、大型車を含んでおり、前月比では6・6%減だが、昨年同月比では30・7%増だったと15日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
B3のプランニングとマーケット・インテリジェンスのマネージャー、グスタヴォ・デ・オリヴェイラ氏は、「2月は1月同様、23年下半期からの自動車販売部門の回復が続いていることを示している。2月が1月を下回ったのは休日が多かったためで、1営業日あたりの平均販売数は2月の方が上だった」と説明している。
また、融資対象車両中、軽自動車は昨年同月比で26・2%増(前月比で10・5%減)、大型車両は24・4%増(同6・1%増)、二輪車では45・8%増(同3・2%増)だった。
1~2月の累計は100万台を超えており、昨年同期比で28・8%、台数にして24・3万台増えた。この数字は2012年1~2月以来の好結果だ。
B3はシステマ・ナシオナル・デ・グラヴァメス(SNG)と呼ばれる国内最大の民間データベースを運営しており、全国の信用業務で担保として提供された車両に対する財務制限の記録を統括している。