サンパウロ市=名物フェス、ロラパルーザ開催=11年目、今年から主催者変更

サンパウロ市最大規模の音楽フェスティバル「ロラパルーザ・ブラジル」が、22~24日の3日間にわたって開催される。21日付フォーリャ紙など(1)(2)が報じている。
ロラザルーザ・ブラジルは2012年に、米国シカゴで開催されている同名のフェスティバルの南米版としてスタート。現在はアルゼンチン版、チリ版と1週間ずつずらして開催されており、パンデミックで中止となった2020、21年を除き、毎年開催。今年で11回目となる。
今回は、主催者が昨年までの国内興行最大手のT4F社から、ロック・イン・リオを手がけるロック・ワールドに変わることでも注目されている。
ただ、ロラザルーザは昨年から出演者キャンセルの問題が相続いている。昨年は直前にトリのアーティストが2組キャンセルしたが、今年もトリを務める予定だったバンド、パラモアを始め、4組がキャンセルした。
また、国際音楽フェスティバルを売りにした同フェスティバルが、今年は過去最多の46の国内アーティストが出演するという新たな試みを行っている。国外からのアーティストは実績のある名前が多く、若いこれからの有望株の不足も指摘されている。
その影響もあってか、今年は3日間の通し券こそ売り切れたものの、各日の1日券はまだ売り切れておらず、現在も購入が可能だ。
今年の目玉は米国の人気女性R&B歌手のSZAや大御所パンク・ロックバンドのブリンク182などで、今年のプログラムはテレビのムルチショウ局で衛星生中継される。
また、15日付G1サイトによれば、期間中は地下鉄やCPTMが24時間運行されるという。