サンパウロ州海岸部=21歳軍警が行方不明に=誘拐犯と見られる男性逮捕
サンパウロ州海岸部で軍察が行方不明になった事件を受け、事件に関与しているとみられる男性が15日に身柄を拘束されたことがわかった。16日付G1サイト(1)などが報じている。
ルカ・ロマーノ・アンジェラミ巡査(21)は14日未明、グアルジャーで行方不明になった。同氏はサントス市在住だが、サンパウロ市軍察の都市圏第3部隊に所属している。同氏はこの日、麻薬の密売地点の一つとされるグアルジャー市サントアントニオ地区にあるタバコなどを扱う店で見受けられたのを最後に、行方が分からなくなった。
同氏が乗っていた乗用車は、翌14日にグアルジャー市を走るコーネゴ・ドメニコ・ランゴーニ高速道に乗り捨ててあるのが見つかった。だが、同氏は依然として行方不明のままだ。
15日、アンジェラミ氏誘拐の容疑者の1人として、エジヴァウド・アラゴン容疑者(36)が逮捕された。同容疑者は前日、麻薬取引で知られる地域で警察から職務質問を受けた際、アンジェラミ氏の誘拐、殺害が疑われる計画に加わったことを自ら警官に伝えている。だが、その計画に何人が参加していたかなどはまだ明らかになっていない。
軍警と市警は同容疑者の自供には不審な点もあるとし、供述内容も参考にしつつ、軍警の行方を捜し続けている。