サンタレンに燃料基地建設=ライゼンとヴィブラが共同で

燃料販売代理店のライゼンとヴィブラの共同投資により、パラー州サンタレンに年間20億リットルの燃料を処理できる基地が完成。24日に引き渡しのための式典が開催されたと24日付ジョルナル・カナ(1)が報じた。
約1億2千万リットルの容量を持つ基地はアマゾン川とタパジョス川の合流地点に位置しており、二つの川に沿って配送される船舶やはしけの桟橋に接続されているため、アマゾン川を航行する長距離船がサンタレンで燃料を陸揚げできるようになる。
サンタレンは小さな地元のターミナルにより地域で消費する燃料だけが供給される場所だったが、新たな基地の完成により、今後は国道163号線などでつながるパラー州西部やアマゾナス州西部、マット・グロッソ州北部に向けた主要な供給地点となる。
この基地は、距離や物流コストを削減し、他のハブと統合された物流ルートを最適化することを可能とするため、より競争力のある価格での燃料提供を可能とし、安定した供給も保証する。基地の完成と操業開始はサンタレンの経済全体にプラスの影響を与えるだけでなく、北部及び中西部の農業や運輸市場にも大きな利益をもたらすことが期待されている。