RS州大水害=モンテネグロ市にATM=住民への銀行サービス保証

【既報関連】4月末からの豪雨で生じた大水害により、銀行サービスが受けられなくなっているリオ・グランデ・ド・スル(RS)州の住民のため、バンコ24オーラス社(Banco 24 Horas)がモンテネグロ市のスーパーに、移動式の現金自動預け払い機(ATM)2台を設置したと5月30日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
この措置は、州全域に非常事態宣言が出るほどの大水害に見舞われ、構造上の問題が生じた銀行支店や、ハイリスク地区にあり、予防的措置として閉鎖されている銀行支店などがあるため、銀行サービスが利用できない人々をフォローするためのものだ。
今回はモンテネグロ市内のスーパーの駐車場に2台が設置されたが、今後はポルト・アレグレ市内でも同様の対応を行う予定だという。
バンコ24オーラス社によると、このATMは150以上の主要金融機関と接続されており、連邦政府や州政府が支払う緊急支援金や生活扶助も含めた現金の引き出しや支払い、残高明細発行など、90以上の金融サービスを24時間利用できる。
他方、ブラジル銀行連盟は、銀行サービスを利用する際は可能な限り、金融機関のデジタルチャネルを優先するようにというガイダンスを強化した。同連盟は、携帯電話とPixを使えば、祝祭日も含めて24時間銀行サービスが利用できる上、安全で快適だから、銀行支店やATMの利用は本当に必要な場合のみとするよう、勧めている。