コパ・アメリカ=アルゼンチンが2連覇達成=延長戦でコロンビアを下す

14日、米国で開催中だったサッカーのコパ・アメリカの決勝戦が行われ、アルゼンチンが延長戦の末、1対0でコロンビアを破り、2大会連続の優勝を果たした。同日付CNNブラジル(1)が報じている。
会場となったマイアミのハードロック・スタジアムでは試合前、チケッットを持たずに入場しようとした人たちがいたため、その対処に追われ、試合開始が予定されていたブラジリア時間の21時から1時間23分遅れた。この日は30度を超える暑さだったこともあり、入場前には大混乱が起きていた。
試合の序盤はコロンビアが優勢で、度々ゴールを襲った。32分には準決勝ウルグアイ戦で決勝点を挙げたレルマがゴール左にあわやゴールというロングシュートを放ち、アルゼンチンをヒヤリとさせた。
後半、アルゼンチンは調子を上げてきたが、その矢先の18分、相手のドリブルを追いかけていたエースのメッシが転倒。左太ももを抑えて退場した。決勝戦の大事な場面での退場にメッシ本人も苛立ちが隠せず、ベンチで涙する姿が映し出されていた。
試合は無得点のままで決着がつかず、前後半15分ずつの延長戦へ。延長戦前半も無得点のままだったが、延長後半の7分、今大会の得点王ながら、この試合は延長からの出場となったアルゼンチンのラウタロ・マルチネスが、仲間の巧みなパス回しを受けてシュート。これが決まり、均衡を破ったアルゼンチンが、そのまま1対0で勝利した。
これで、アルゼンチンは2大会連続の優勝で、ウルグアイに並んで最多タイだった優勝記録を16に伸ばし、単独で最多となった。ブラジルは9回の優勝にとどまっている。
なお、メッシと共にアルゼンチンを支えてきた35歳のベテラン、ディ・マリアはこの試合を最後に代表を引退する。