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ルーラ=「血の海発言」にショック=アモリン氏をベネズエラ派遣へ

2024年7月24日

アモリン氏(Jose Cruz/Agencia Brasil)
アモリン氏(Jose Cruz/Agencia Brasil)

 【既報関連】ルーラ大統領がベネズエラの大統領選に関し、「自分が落選すれば血の海」とのニコラス・マドゥーロ大統領の発言に驚き、セルソ・アモリン大統領付外交問題特別顧問を監視役として派遣させた。22日付G1サイト(1)が報じている。
 マドゥーロ氏の発言は17日に首都カラカスでの演説で飛び出したもので、その際、「平和が欲しければ私を選ぶべき。もし私が落選したら、内乱で国内が血の海になる」と発言した。
 ルーラ氏は先週の時点ではこの件について言及していなかったが、22日に「この発言を聞いて非常に驚いた」と語った。「マドゥーロ氏は理解しておかないといけない。選挙に勝てばとどまる。だが、負ければ去るのみだ」と主張している。
 「既にマドゥーロ氏とは2度直接話している。彼本人も、ベネズエラが経済制裁を解かれて正常な国の状態に戻るためには公正な選挙を行わなくてはならないことはわかっているのに」とルーラ氏はショックを隠せていない。
 ルーラ氏は28日に行われるベネズエラの選挙の監視にアモリン氏を派遣する意向を明らかにしている。アモリン氏はベネズエラに関しては大統領選のみならず、ガイアナとのエセキボ地区の領有問題でも仲裁役を務めている。
 21日付フォーリャ紙(2)によると、ベネズエラでの主要世論調査団体二つが最近行った世論調査では二つとも、「大統領選では誰に投票するか」の質問で60%以上を獲得したのは対抗馬のエジムンド・ゴンザレス氏で、マドゥーロ氏は25〜28%だったという。


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