携帯電話=使用禁止の学校は28%=4年前より増加傾向

国内では28%の学校が携帯電話の使用を禁じていることがわかった。6日付フォーリャ紙が報じている。(1)
ブラジルのインターネット運営委員会が2010年から毎年行っている「TICエドゥカソン」という調査の最新結果でわかった。今回の調査は、2023年8月から今年4月にかけて、全国の3001校を対象に行われた。
それによると、28%の学校では使用が完全に禁止されており、64%の学校では時間や場所を選んでの使用が可能。7%の学校では無制限であることがわかった。調査の対象校は、市街地や農村部か、公立か私立かの別なく選ばれた。
学校での携帯電話の使用を禁ずるか否かは、世界各国の関心事で、使用を禁ずる学校は増加傾向にあるという。
2020年の調査では、5年生までしかいない学校では32%、9年生までいる学校では10%が使用を禁じていたが、今回調査では禁止率が43%と20%に上昇した。ただ、高校まである学校では動きがなく、7%から8%に増えただけだった。
規制が一番緩いのは州立校の12%で、私立校では30%、市立校では33%だった。地域差もあり、中西部や南東部は完全禁止が39%と37%と規制率が高いが、北東部では17%だった。