総人口は2・126億人=異例の4・68%の伸び

地理統計院(IBGE)が29日、7月1日現在の総人口(推定値)は2億1258万3750人と連邦官報に発表したと同日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
この数字は昨年10月に発表された2億308万756人(23年10月27日付G1サイト(4)参照)を4・68%上回っており、近年にない伸びを示した。伸び率はコロナ禍前から1%未満となっていたが、23年は22年の国勢調査時の2億306万2512人比で0・01%未満の伸び率だった。
州人口最多はサンパウロ州の4597万3194人(前年比で3・52%増)で、総人口の21・6%を占めた。以下、ミナス州2132万2691人3・82%増、リオ州1721万9679人7・26%増と続く。最少はロライマ州の71万6793人12・58%増で、アマパー州802837人9・41%増、アクレ州88万631人6・10%増と続く。州人口増加率最高はロライマ州の12・58%で、ロンドニア州も10・44%増えた。最低はアラゴアス州の2・95%で、リオ・グランデ・ド・スル州3・19%、ピアウイ州3・20%と続く。
29日付フォーリャ紙サイト(5)によれば、市人口最多はサンパウロ市の1189万5578人で、リオ市672万9894人、ブラジリア298万2828人、フォルタレーザ市257万4412人のように、100万人以上の市が15ある。人口100万以上の市の大半は首都、州都だが、13位と14位にはサンパウロ州のグアルーリョス市とカンピーナス市が入っている。
人口数は種々の社会、経済、人口統計の指標となり、連邦会計検査院(TCU)が連邦/地方自治体の参加基金を計算する時のバロメーターでもある。