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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(1)

2024年9月3日

一章 
  パイオニアたち

第1回移民船の前、1906年にブラジルへ来た鈴木南樹(『伯国日本移民の草分』)
第1回移民船の前、1906年にブラジルへ来た鈴木南樹(『伯国日本移民の草分』)

 鈴木南樹、本名貞次郎という老人が、昔……といっても、もう大昔の一九六〇年代のことになるが……サンパウロ市内の何処かに住んでいて、時たま、当時は日本人街と呼ばれていたガルボン・ブエノ界隈を一人で歩いていた。
 すれ違う人々の目には、ただの薄汚い爺さんとしか映らなかったであろうが、この国の日本人の歴史...

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