車の融資販売=8月は14・8%増加=バイクは15・19%

所得改善、雇用の機会の増加、経済安定の見通しが、8月の新車と中古車の融資(ローン)販売を14・8%押し上げた。昨年8月の新車と中古車の融資販売台数55万台に対し、8月は63・1万台を販売したと9日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
サンパウロ証券取引所(B3)の調査によると、7月の融資販売数は62・6万台なので、7月比では0・9%増だという。
軽自動車の融資販売は昨年同月比で14・8%増えたが、前月比では3・1%減少した。大型車両への融資は昨年同月比で14・1%増、今年6月比でも3・2%増のため、物流会社が保有車両を更新していると見られている。
8月のバイク(自動二輪)の融資販売は昨年同月比で15・1%、前月比で13・8%増えた。
B3のプランニング及びマーケット・インテリジェンス・マネージャーのグスタヴォ・デ・オリヴェイラ・フェロ氏は、「8月の融資販売台数は2012年8月以来、最高で、下半期の初めに示された好調なペースを裏付けている。二輪車部門は引き続き際立っており、今年に入ってからの累計は昨年同期を29%上回っている」と述べた。また、「乗用車や小型商用車も注目に値する。この2部門は融資販売対象車両の7割以上を占めており、1~8月の累計は昨年同期より21%増えた」と付け加えた。