統一地方選=決選投票は最大103市=有権者20万人以上の市

【既報関連】統一地方選(市長・市議選)の一次投票は10月6日だが、決選投票にもつれ込む可能性がある市が103あると24日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
10月6日は全国5569市で投票が行われるが、有権者が20万人以上いるのに過半数を獲得できた市長候補が出ないため、決選投票が必要となり得る市は103あるという。有権者が20万人未満の市では得票率に関係なく、最多得票者が当選となる。
決選投票が起こり得る103市には26の州都も含まれているが、281万人が住む連邦直轄区は憲法で市に分割することを禁じているため、首都ブラジリアには市長が不在だ。
選挙高裁によると、決選投票の可能性がある市の有権者は全有権者(1・559億人)の38・8%にあたる6050万人。上位3市と有権者数は、サンパウロ市930万人、リオ市500万人、ベロ・オリゾンテ市190万人だ。決選投票があり得るが有権者数はギリギリな市は、パラウアペバス(パラー州)20・07万人、インペラトリス(マラニョン州)20・1万人、マジェー(リオ州)20・16万人など。
決選投票があり得る市が多い州とその数はサンパウロ州30、リオ州11、ミナス州8だ。この四年間で有権者が20万人を超えた市は7州で九つあるが、ミナス州ゴヴェルナドール・ヴァラダレスでは21・3万人が19・8万人に減少した。