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温室効果ガス排出量=前年比で12%も減少=森林伐採対策の効果出る

2024年11月8日

温室効果ガスのイメージ(Reproducao)
温室効果ガスのイメージ(Reproducao)

 2023年のブラジルにおける温室効果ガス排出量が前年比で12%減少していたことがわかった。この減少幅は過去15年間で最高だった。7日付G1サイト(1)が報じている。
 これは、7日に発表された気候観測所の温室効果ガス排出量推定システム(SEEG)のデータで明らかになった。それによると、23年の温室効果ガス排出量は230億トンで、前年の260億トンを12%(30億トン)下回った。
 この減少率は、1990年に観測が始まって以来、排出量最少を記録した2009年以来15年ぶりのこととなる。
 この理由は、ルーラ政権の森林伐採対策によるものだ。ブラジル国立宇宙研究所(Inpe)の6日の発表によると、23年は法定アマゾン内での森林伐採量は前年比で30%減少している。
 だが、法定アマゾンでは減少しても、他の地域では温室効果ガスの排出量増加が記録されていた。パンタナルでは86%、セラードでは23%、カアチンガでは11%、マタ・アトランチカ(大西洋岸森林帯)では4%増えていた。他方、パンパでは15%減少している。
 SEEGコーディネーターのダヴィ・ツァイ氏は、23年の数字は連邦政府が定めた、2025年に向けた気候問題プロジェクトでの目標数値に近い出来で、幸先が良い」と評価している。


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