記者コラム=リベルダーデ広場に軍警交番新設=屈強な雰囲気、犯罪抑止に期待

先日、サンパウロ市のリベルダーデ駅を訪れた際、広場にサンパウロ州軍警の交番が新設されていることに気がついた。
交番はバス停の並ぶリベルダーデ大通り沿いに建られており、聞くところによると、10月に新設され、24時間稼働しているらしい。外観は軍警の屈強さをイメージさせる小さな要塞のよう。交番内は最大16人の警察官が勤務できる広さがあり、入り口には常に警察官が立っている。
リベルダーデはもともと観光地として人気だったが、コロナ禍以降、その人気に拍車がかかったように連日各地から観光客が押し寄せるようになった。それだけならいいのだが、観光客の増加に伴って、街中でのスリや飲食店での置き引き、強盗なども多発するようになった。気づけばコラム子も人が多い時にはリベルダーデに行くのを避けるようになっていた。
今回新しく交番が設置されたことで、リベルダーデに対する安心感が少し増した。これで実際に犯罪が減少すれば、リベルターデは観光地としてこれまで以上の賑わいを見せることになるかも?(淀)