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ボルソナロ三男=「プランBで自分の可能性も」=26年の大統領選での出馬語る

2024年12月6日

エドゥアルド氏(facebook)
エドゥアルド氏(facebook)

 ボルソナロ前大統領三男エドゥアルド下議(自由党・PL)は4日、アルゼンチンで2026年の大統領選に触れ、「父の出馬がプランA、プランBが自分だ」と発言し、出馬の可能性を匂わせた。4日付フォーリャ紙が報じている。(1)(2)
 この発言は4日、ブエノスアイレスで開かれた会議「保守政治家行動カンファレンス(CPAC)」の席で飛び出したものだ。
 エドゥアルド氏はこの席で2026年の大統領選について尋ねられ、「あくまでもプランAは父だ」と、8年間の出馬停止を選挙高裁から言い渡されているボルソナロ氏の名前をあげたが、「プランBで自分が出馬する可能性もある」と続け、公の場では初めて、自身の大統領選出馬の可能性を口にした。
 エドゥアルド氏の大統領選出馬の話が浮上したのはこれが初めてではない。一部報道では、ボルソナロ氏が2026年の大統領選に向け、2018年にルーラ氏が取ったのと同じ戦略を採用し、出馬を宣言後、認められない場合には副候補とした自身の息子、長男のフラヴィオ上議かエドゥアルド氏を代理で出馬させるのではないかとの説も流れていた。
 PL党首のヴァルデマール・コスタ氏も、10月に受けたグローボニュースのインタビューで、ボルソナロ前大統領に代わりうる大統領候補として、「まず筆頭にあがるのはタルシジオ・デ・フレイタス氏(共和者・RP)だ」と本命の聖州知事の名を挙げた後、「だが、我々にはエドゥアルドもいる」として同下議の名前を挙げていた。
 エドゥアルド氏はボルソナロ氏が初めてドナルド・トランプ大統領(当時)との首脳会談を行った際に帯同するなど、トランプ氏と面識がある上、スティーヴ・バノン氏をはじめ、米国の極右主義者らと親交があることで知られている。エドゥアルド氏の名前が浮上しはじめたのは、トランプ氏が11月6日の大統領選で当選した前後と重なってもいる。
 だが、その一方、3日付のメトロポレスは、ボルソナロ氏の側近たちが、ボルソナロ氏が自身の代替候補として考えているのはタルシジオ氏であり、息子たちではないと見ていると報じている。
 ボルソナロ氏の出馬の条件としては、23年1月8日の三権中枢施設襲撃事件に対する恩赦法が認められ、被選挙権を回復することが大前提とされている。だが、11月13日に起きたボルソナロ派の男性による最高裁襲撃未遂と自爆事件に続き、11月19日にルーラ氏らの暗殺計画が発覚したことで、恩赦法の連邦議会での審議には強い暗雲が立ち込めている。


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