サッカー全国選手権=ボタフォゴが29年ぶり優勝=国内一と南米一を同時達成

8日、サッカーの全国選手権の最終節10試合が行われ、ボタフォゴがリベルタドーレス杯に続いて同選手権でも優勝を飾った。
この日の試合は最終節の恒例通り、全10試合が16時に一斉にキックオフとなった。パルメイラスは逆転優勝を賭けた試合をサンパウロ市アリアンツ・パルケで行ったが、2部降格危機にあったフルミネンセの前になかなか均衡が破れず、前半37分に先制点を与えてしまった。
奇しくも、リオ市のニウトン・サントス・スタジアムでサンパウロを迎えて戦っていたボタフォゴも、前半37分に先制。パルメイラスとの勝ち点差を6に広げた。
ボタフォゴは後半18分に同点にされたが、パルメイラスがフルミネンセに追いつけないうちに、後半のアディショナルタイム2分、グレゴーリがダメ押しのゴールを決め、結局2対1で勝ち、優勝が決まった。パルメイラスはそのまま0対1で敗れ、勝ったフルミネンセは2部降格を免れた。(1)
ボタフォゴの優勝は29年ぶり。長い間不振に喘ぎ、21世紀以降に3度、2部落ちも経験した古豪復活に、スタンドでは涙するオールド・ファンの姿も見られた。
また、この優勝でボタフォゴはリベルタドーレス杯との2冠となったが、国内一と南米一を同じ年に達成したのは、1962、63年のサントス、2019年のフラメンゴと今回の4例目となる。
また、この日の試合でアトレチコ・ミネイロに0対1で敗れたアトレチコ・パラナエンセは、クリシューマに5対1で圧勝したブラガンチーノに抜かれ、17位に転落。最後まで決まっていなかった2部降格チームとなった。(2)