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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(90)

2025年1月23日

 しかしブラ拓の場合は組合であるから、該当する。ためにブラ拓はバストス、チエテ、トゥレス・バーラス、アリアンサ四移住地を、逐次、自治化させた。経営体を無くしたわけである。経営体が存在しなければ、対象外になろう。
 併せて非日系人の入植を奨励した。日本人の集中率を引き下げ、同化を促進するためである。
 ブラ拓自身は一方で銀行部、商事部、鉱業部、技術部、綿花部、製糸部を設け、一個の事業会社へ転身した。(法的には、それぞれ別会社を設立して運営)
 銀行部は、前章で記した東山や海興のそれと同じカーザ・バンカリアで、一九三七年に営業開始、邦人集団地十数カ所に支店を設けた...

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