ネイマール=サントスに12年ぶり復帰=本拠地で復帰セレモニー

ネイマールが12年ぶりにサントスに復帰。本拠地ヴィラ・ベルミロでのセレモニーでサントス復帰を祝った。(1)
1月28日に前所属のアル・ヒラル(サウジアラビア)との契約が解除されたことで、ネイマールのサントス復帰は確実視されていた。
1月30日、ネイマールはSNSで自身のサッカー人生を振り返るビデオを公表。ネイマールは自身のナレーションでアル・ヒラルへの感謝を示しながらも、「僕のサッカー人生で次に備えるのに必要な愛をくれるのは、サントスのようなクラブだけなんだ」と古巣サントスへの愛を語った。
ネイマールは同日、両親や友人らと共に専用機でカタールを出発。その模様もSNSで随時公開され、ブラジリア時間の31日午前11時頃、サンパウロ州サンロッケ付近のカタリーナ空港に到着。そこからヘリコプターでサントス市へと向かった。
一方、サントス側も、ヴィラ・ベルミロに王冠を乗せたペレの椅子を映し、「王子が帰ってくる」とする動画や、背番号10のネイマールの新しいユニフォームを映すなどの動画を公式サイトで公開し、ネイマールの到着を待った。これは、サッカーの王様ペレが可愛がり、期待していたネイマールが、王子として戻り、ペレが率いていたチームを、ペレが使っていた背番号と共に引き継ぐことを意味する。
ネイマール復帰イベントは「ネイ・デイ」と銘打って行われ、31日の午後4時にヴィラ・ベルミロに観客を入れるとたちまち満員に。サンバの歌手たちが場を盛り上げる中、ネイマールはサントスの事務所で契約書を交わし、今年の6月30日までの契約書にサインした。
10番のユニフォームを身に着けたネイマールが会場に姿を現したのは、歌手たちのライブで盛り上がった後の午後8時前で、大観衆がその復帰を歓声と盛大な拍手で迎えた。