保健相と渉外室長官就任式＝閣僚再編成の第2弾として

　【既報関連】10日午後3時から大統領官邸で、アレッシャンドレ・パジーリャ保健相とグレイシ・ホフマン大統領府渉外室長官（共に労働者党・PT）の就任式が行われた。（1）（2）
　社会通信局長官交代に次ぐ閣僚再編成第2弾で、ジルマ政権で保健相を務めた経験がある医師のパジーリャ氏は、大統領府渉外室長官を退いて保健相に就任。保健相の入れ替えは2月に確定し、前任者のニジア・トリンダデ氏が辞任した2月25日以降、引継ぎが行われていた。
　保健省は予算額も大きく、連立与党も保健相の職を望んでいたが、ルーラ大統領は医師としての知識や保健行政での知見が豊富で、大統領の右腕的な役割を果たしてきた同氏を保健相に任命。第3期ルーラ政権のレガシーとなる働きをと願っている。
　パジーリャ氏の後任として渉外室長官に選ばれたホフマン氏はクリチバ法律大学で法学を学んだ後、南麻連邦大学で公共組織管理の修士号を取得。パラナ州立大学経営経済学部では財務管理を専攻するなど、複数の学位を得ている。
　政界ではジルマ政権で官房長官を務めた他、上議や下議なども経験。ルーラ氏の信頼も厚く、2017年からはPT党首を務めていた。同氏の渉外室長官指名は2月28日に公表されており、PTはウンベルト・コスタ上議を党首選を行うまでの暫定党首に選んだ。党首選は60日以内に行われる。（3）（4）（5）（6）（7）