BRICS拡大に苛立つ米国=制裁強化が結束促進の皮肉
 
          国際秩序が激変する中、トランプ米大統領は、新興経済国グループBRICSを「反米的な国々の集団」と位置づけ、加盟国に対して強硬な経済制裁を講じる意向を示している。BRICSは、米国の伝統的な覇権体制に対抗し、多極的な世界秩序の推進とドル基軸体制からの脱却を志向しており、各国通貨による貿易決済の議論が進行している。トランプ氏はこうした動きを国家安全保障上の重大な脅威と見なし、覇権維持を賭けた戦略的対応を模索し続けていると6日付のBBCブラジル(1)が報じた。
今年1月、トランプ氏はインドからの輸入品に25%の関税を課すと発表した際、その理由の一つに同国のBRICS加盟...
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