加々美淳氏コンサート＝日伯音楽融合の一夜に

　日伯外交樹立130周年を記念し、日本の音楽家・加々美淳氏による特別コンサート「サンパウロ・フトゥーロ」が8月29日（金）18時より、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区のブラジル栃木県人会館で開催される。主催は栃木県人会、文化団体「Sinos na Floresta」、日系メディア「NIKKEYWEB」。

　加々美氏は日本で長年にわたりブラジル音楽の魅力を紹介してきたギタリスト、ボーカリスト、作曲家で、その活動は両国の文化交流に大きく貢献してきた。サンバやボサノヴァに精通し、繊細なギター演奏と温かみのある歌声で幅広い世代を魅了。近年は日本の演歌とブラジル音楽の融合にも挑戦し、独自の音楽世界を確立。ライブや音楽制作を通じて、国境を越えた文化交流の架け橋となっている。

　今回の公演では、ブラジル音楽の代表的ジャンルであるサンバやボサノヴァに加え、日本の演歌も取り入れた独自のアレンジが披露される予定。異なる音楽文化を融合させ、世代や国境を越えて聴く人の心をつなぐ舞台となることが期待される。

　特別ゲストとして尺八奏者のシェン・キョウメイ・ヒベイロ氏、コロニア歌手のイサ・トヨタ氏が出演。和楽器とブラジル音楽のコラボレーションによって、さらに多彩で奥行きのある音楽世界が広がりそうだ。

　入場料は一般50レアル（ピザ付き）、栃木県人会カラオケ部メンバーは20レアル。チケットはワッツアップ（11・97426・9319）で名前と希望枚数を送信することで予約可能。