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相川七瀬、ブラジルで初単独公演=「30年音楽やってきた最高のギフト」=地球の反対側でもファン熱狂!

2025年9月10日

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 日本のロックシンガー、相川七瀬がデビュー30周年を迎え、日伯修好130周年を記念して外務省から5月に親善大使に任命された。そのツアーの一環として新曲『ワッショイ!』を携え来伯し、9月5日(金)20時からブルーノート・サンパウロでブラジルでは初の単独ライブを開催した。日本人女性シンガーが同会場でステージに立つのは初めてであり、織田哲郎らと共に名曲から最新曲まで、当地ファンのためにアンコールも含め、10曲の特別なステージを届けた。

 ステージに登場した相川に観客からは「めっちゃ近い、かわいい!」と歓声が上がり、冒頭は「ロックンロール!」の掛け声とともに「LIKE A HARD RAIN」「Bad Girls」で幕を開けた。通訳も用意され、相川は「デビュー30周年に初めてのツアーを行い、その地がブラジルであることがとてもうれしい。『夢見る少女じゃいられない』が地球の裏側でも愛されていることは30年音楽を続けてきた中で最高のギフトです」と感謝を伝えた。

 ギタリストでプロデューサーの織田哲郎も登場し、観客席からは「織田様かっこいいー!」と声が飛んだ。相川は「ヒット曲ばかりを集めたステージにしたので楽しんでください」と語り、まず「恋心」「こんなに愛しても」をしっとりと歌い上げた。

 「ここからはみんなで思いっきり騒ぎたいと思います!」と「Blue Star」や「Nostalgia」で観客と大合唱し、さらに「Sweet Emotion」では客席に降りて会場を一周、観客は最高潮に盛り上がった。「最後は「Break Out」で一度ステージを後にした。

 アンコールでは新曲「ワッショイ!」を披露。「この曲はブラジルの皆さんが踊りをつけてくれて、日本でも踊っています。ロンドリーナ祭りやリベルダーデ盆踊りでも歌うのでぜひ来てください」と呼びかけ、観客と共にその場で踊って盛り上がった。最後に「夢見る少女じゃいられない」を熱唱、観客から「サイコー」「ありがとう!」の声が飛び交う中、熱気に包まれたステージの幕を閉じた。

 観客で駐在員の佐々木健文さん(43歳、東京都出身)は「『Red』『Paradox』『ID』のアルバムを持っているほど好きで、サンパウロで聴けて感激した。ZARDやWANDSなど、ビーイングレーベルの世代ど真ん中で、織田哲郎さんのファンでもあるので二倍うれしかった」と興奮気味に語った。

 ブラジル沖縄西原町人会会長の新里明マルコスさんは手持ちのCDをすべて持参、「青春の思い出で懐かしく、最高だった。こんなに近くで見られて本当にうれしい」と仲間と喜びを分かち合った。

 リベルダーデ盆踊りでスポンサーを務めたブラジル日清食品の鈴木隆之社長は「ブラジルでチョコレートの新製品を売り出すにあたり、日本のカルチャーと結びつけたいと思っていたところ、相川さんとの縁でコラボが実現した。現在リベルダーデでポップアップストアも展開しているので、ぜひ来場してほしい」と語った。


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