訃報＝ブラジル福島県人会元会長＝大山義夫さん

ブラジル福島県人会元会長の大山義夫さんが、重症の脳梗塞による深い昏睡状態が20日間続いた後、6月2日に亡くなっていたことが先日分かった。行年90歳。

大山さんは1935年9月4日、福島県田村郡船曳町生まれ、東京の経済学系大学を卒業後、1955年に喜多方市出身の千代さんと結婚。間もなく、農業移民として同郷の成功者・安瀬盛次さんの呼び寄せで渡伯。

配耕地はノロエステ地域のグララペス植民地、ここで10年間の契約農を果たす。1965年に町に出て、大豆油の機械の設計、製作、保守管理の仕事を手掛ける。これらは日本から専門技術書を取り寄せるなど、全て独学で習得したもの。

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