コクエイラ＝ふるさと祭り11月8、9日＝テーマ「平和」、農産展も

コクエイラ農業者協会（近行エジソン会長）は11月8日（土）、9日（日）の両日、農産展を兼ねた「第33回故郷祭り」をサンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス市の同会会館で開催する。今年のテーマは「平和」だ。

コーディネーターの奥山マリオさんは、本祭りの特徴として地域農業の魅力を紹介する「農業祭」である点を挙げ、「特産物の桃やネクタリーナ、各種の蘭などアルト・チエテ地方の豊かな農産物が一堂に展示されます。新鮮な野菜や果物に加え、農機具や資材の展示も行われ、農業関係者から家族連れまで幅広い来場者が楽しめる構成となっているので、ぜひご来場を」と呼びかけた。

近行会長は「今年から若者向けにコスプレコンクールも始めた。会場では婦人部手製の特別な焼きそばを始め、各種日本食や手作りスイーツなど、多彩な屋台も出店します。地元の味覚を堪能できる絶好の機会です」と説明した。

藁谷アントニオ長男さんも「ふるさと祭りとしては33回目ですが、それ以前に『桃祭り』として20回開催しているモジ伝統の祭り。日本文化をなくさないようにこの祭りは始まりました。コクエイラ日本人会も来年創立100周年を迎え、運動会も87回を数えます」と伝統あるコクエイラの移民史を説明した。

当日は歌手の平田ジョエのショーなど音楽や舞踊などの芸術・文化公演も多数予定され、終日賑やかな雰囲気に包まれる。土曜日は午前10時から午後9時まで、日曜日は午前10時から午後7時まで開催。入場券は会場で購入可能。

会場はモジ・サレゾーポリス旧道の9・5キロ地点（Rodovia Prof. Alfredo Rolim de Moura, s/n° Km 61,4 - SP 88）。本プロジェクトは、モジ・ダス・クルーゼス市文化振興法に基づき、市政府の支援を受けて実施される。家族や友人と共に、地域の「ふるさと」を感じる週末を楽しめそうだ。問い合わせは同協会（電話11・4792・2008、メール associacaococuera@hotmail.com）まで。