第9回イグアッペ桂祭り=桂植民地の歴史伝える展示も
サンパウロ州イグアッペ市で恒例の祭典「第9回イグアッペ桂祭り(IX Katsura Matsuri)」が11月7日(金)から9日(日)まで開催される。イグアッペ日伯文化協会(ACNBI)と同市が共催。今年も多彩な音楽ライブやアーティスティックな舞台が予定され、家族連れから若者まで楽しめるプログラムが満載だ。
祭りの目玉は、プロ審査員によるコスプレコンテストと、総額2万レアルの賞品が用意されたチャリティー・ビンゴ。また、折り紙や餅つき体験などのワークショップも行われ、来場者が日本文化に直接触れられる貴重な機会となる。
会場内には日本食を味わえるフードコートや、日本製品を販売するバザーも登場。さらに「桂植民地」の歴史を伝える展示スペースも設けられ、地域の日系社会の歩みを知ることができる。
桂植民地は1913年11月、当時の日本の内閣総理大臣桂太郎の名前をとって命名され、永住志向で設立された初の移住地だ。2007年には下院で同市に「日本人植民地発祥の地(Berço da Colonização Japonesa no Brasil)」の称号を贈る法令が承認された。
7日(金)は18時~23時、8日(土)は13時~22時、9日(日)は13時~18時。入場無料。会場は「Centro de Eventos Prefeito Casemiro Teixeira」(住所:Rua Saldanha Marinho esquina com Ana Cândida Sandoval Trigo, Bairro Canto do Morro, Iguape/SP)。
清和友の会は11月7日~8日、「日系社会の歴史的遺産巡り」ツアーの一環として、イグアッペ桂祭りを訪れる。問い合わせ・予約はグローバル旅行社(電話11・3271・3189、atendimento@sgtviagens.com.br)まで。









