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世界人口の3%だけのブラジル=殺人事件の1割が発生する訳

2025年11月13日

万華鏡2
リオの大規模掃討作戦に抗議するデモ(10月31日、サンパウロ市パウリスタ大通り)(Foto: Paulo Pinto/Agência Brasil)

世界人口のわずか3%に過ぎないブラジルが、地球上の殺人件数の10%を占めている。中南米全体では、世界人口の10%ほどの地域が、全殺人件数の1/3を生み出しているにもかかわらず、その約75%は未処罰のままだ。こうした暴力の根源が単なる社会問題ではなく、制度的・国家的な構造の問題であると、ジャーナリストのロドリゴ・ダ・シルヴァ氏が11日付エスタード紙のコラム(1)で指摘している。

ブラジルの殺人率は中南米でも特に高い。世界平均では人口10万人あたり5・6件、中南米全体で19・6件なのに対し、ブラジルはほぼ21件に達し、世界平均の約4倍に上る。

だが、犯罪件数に対する刑...

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