COP30＝「貧困解決せねば環境守れない」＝SAFTA視察ツアー＝（下）
2025年12月3日
記者もかつて小長野氏の農園に滞在し、SAFTAの研修を受けたことがあるが、毎日豊富なフルーツを食べて、日々元気を得ていたものだ。この取り組みは年間通して40〜60人の地元住民を雇用することにもつながっている。
家族が30年近く農場で働き、小長野家と共に育ったというアレサンドロ氏は以前のインタビューでこう述べていた。「血のつながりはなくても、ミチノリは私の〝父〟です。私の家族は長く不安定な暮らしをしていましたが、彼の農場で初めて落ち着ける生活を得ました。農業の基礎から独立までを支えてもらい、現在は大手企業とも取引する規模にまで成長させることが...
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