一体、誰が得するのか?=狙い見えないルーラの最高裁判事選択《記者コラム》
「この人が最高裁判事になったところで誰が喜ぶのか」。ルーラ大統領たっての希望でジョルジェ・メシアス氏が最高裁判事指名を受けたとの報せを聞いた時、そう思わずにはいられなかった。それでいて本来なら10日に行われる予定だった最高裁判事承認の決め手、上院での口頭試問(サバチーナ)も無期延期。最高裁判事人事は暗礁に乗り上げている。
この事態の背景には、ダヴィ・アルコルンブレ上院議長が次期判事に推した前上院議長のロドリゴ・パシェコ氏の指名見送りがある。ルーラ氏のやることに反発しがちなボルソナロ派の議員の反対に加え、上院で強い力を持つアルコルンブレ議長の希望が断られたことで、中...
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