注目!街角で見つけた“本物の味”=ヒロレストラン=日本式回転すしでお腹いっぱいに=厳選素材で勝負
ブラジルで本格的な日本式回転寿司を楽しめる店をご存じだろうか。
サンパウロ市のパウリスタ大通り近く、アラメダ・サントス通りに店を構える「Restaurante Hiro(レストラン・ヒロ)」では、レーンに並んだ小皿が流れる日本式回転寿司を楽しむことができる。同店は開店から9年を迎える。年末年始に足を運んでみては。
日本では回転寿司といえば安価で質もほどほどという印象だが、同店はその既成概念を覆す。品質にこだわり、厳選した素材を用いるところが特徴だ。よく脂が乗ったチリ産のアンショーバやスペイン産の大タコなど素材に応じて産地も厳選している。
経営者の北川・マルシア・マユミさん(48歳、三世)は、「日本発祥の寿司を提供する以上、恥ずかしくない品質でなければなりません。品質を求めて日本産の食材・調味料も多く扱っています。お客様は『本当に美味しいもの』を理解しています」と語る。
回転寿司の価格は小皿1枚16レアルと19レの2種類。握りをはじめ、巻物、裏巻き、刺身、おにぎり、しめじバター、えびマヨネーズなどの変わり種を含め、常時約50種類が並ぶ。素材の組み合わせや握り方のパターン別を含めると100種類を優に超えるという。握りや刺身にはマグロやサーモン、アジ、リングアード、ホバーロなどがある。
寿司以外の人気メニューとして、ランチタイムには、白ご飯と味噌汁に加え、サラダ、天ぷら、メイン料理、その他のおかずなどが重箱に入った「エゼクチーボ」が挙げられる。ボリューム満点のセットを楽しみ、足りない時には回転寿司を追加する客も多く、好みに合わせて組み合わせられる点も好評だ。夜は寿司や刺身盛り合わせのほか、鍋焼きうどん、すき焼きなどもおすすめだという。
同店では日本から輸入した白みそ、玄米茶、マヨネーズ、海苔、わさび、ラーメンやうどんの麺、カレールーなど多くの日本産品を使用している。回転寿司の乗る小皿や味噌を温めて保存する専用ポットなども日本製だ。中でも魚の焼き上がりを大きく左右するグリル調理器にはこだわり、リンナイ製サラマンダーを採用。香ばしくパリパリとした皮目としっとりと焼き上げられた身の絶妙なバランスを実現している。
回転すしと共にレーンを回る「しめじバターのホイル焼き」のキノコには、専門農園から直送されたものを使っている点にも注目だ。
店内は1階が寿司レーン、2階はテーブル席となっており、2階は事前予約により誕生日会や食事会などにも利用できる。また、アイフーズによるデリバリー販売も行っている。
北川さんは「厳選した素材で作った寿司や日本食、ブラジルの回転寿司文化をぜひ味わっていただきたいと思います。ご来店をお待ちしています」と微笑んだ。
【店舗情報】
ヒロレストラン・パウリスタ店
住所:Alameda Santos, 1217 - Jardim Paulista, São Paulo - SP, 01419-002
営業時間:月~金曜日
ランチタイム11時~15時
ディナー18時~22時。
土日 11時から22時まで通し営業
年末年始休業12月25日、1月1日
連絡先:電話 (11) 94011-5550








