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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(308)

2025年12月16日


 下元が生きており、かつ、その新社会構想を彼らに説き続け、経営参画の道も約束していたら、こうはならなかったであろう。産青連の場合と同じく、燃え上がったであろう。

 が、その早過ぎる死が、成行きを狂わせた。

 そういう状況下、ゼルヴァジオは最後まで──組合を離れてしまった者も含めて──コチア青年に気を使い、彼らのグループから何かを頼まれれば、出来るだけのことをしようとした。

 が、それに、谷垣は警戒の目を光らせ続けた。専務時代も、その職を離れた後も、そうであった。

 以下、六〇年代以降も含めての話になるが。──

 ある時、ゼルヴァジオが青年グループのため助力しようとしたことがあ...

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