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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(309)

2025年12月17日


 サンパウロ州のそれは、海岸山脈の山中タピライに拓いた茶の団地で、組合員三〇人が入植、製茶工場も建設した。

 そこで紅茶にして輸出したのであるが、国際市況に振り回され、資金繰りが逼迫、事業は行き詰まった。

 リオ州では、マカエにトマテの団地が造られ、四〇人が入った。

 ここは土地は肥沃であったが、雨季になると冠水するという難癖があった。

 組合は州政府と交渉、排水のための八㌔の水路を建設して貰った。が、翌年、豪雨が襲来、上流から押し寄せてきた物凄い量の濁流が水路から溢れ、両側のトマテ畑に浸入した。トマテの支柱の先端が、水面でフラフラと揺れていた。


 革命!


 ところで、一九六〇...

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