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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(310)

2025年12月18日


 何故こんなことになったかというと、六七年一月より商品流通税=ICM=というものが施行されたためである。

 これは州税であるが、総ての商品に課せられ、農産物も含まれた。

 農産物の税率は、仕切り価格に対し一五㌫で、納税者は農業者であった。

 流通税が実施され始めると、仲買商はノッタ・フィスカル(税務処理用伝票)を切らず取引、一五㌫を農業者と分配するという方法で彼らを引きつけた。

 脱税であるが、取締まりは困難だった。

 組合は、脱税には手を出せない。

 ともかく、組合にとっては大変な裏切り行為だった。コチアでは理事会が激怒して同年九月、これを表面化、十カ条の鉄則なるものを決定し...

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