COP30=気候危機に対応する日本の技術=ジャパン・パビリオン紹介(4)=循環型社会編
明治:カカオの90%を資源に変える、バイオエコノミー技術
明治が紹介したのは、カカオの未利用部分に眠る価値を引き出す新技術だ。一般にチョコレートとして利用されるのは果実の約10%のみ。外皮や殻など副産物の多くは廃棄されている。
同社グローバルカカオ事業本部副本部長・宇都宮洋之氏によれば、これら未利用部位には、美容・健康分野で注目される機能性成分(セラミドなど)が含まれているという。しかも、それは私たちが食べている胚乳ではなく、使われてこなかった外皮や外殻に多い。独自の抽出技術により、これらを食品素材や化粧品原料として活用を始めている。
抽出後...
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