裏千家が初点新年18日に＝「一碗から平和を」をテーマに

裏千家ブラジルセンター（林宗一代表）は2026年1月18日（日）11時に、初点をサンパウロ市ブルックリン区のレストランBisutti（Av. Morumbi, 8076, Brooklin）で開催する。定員約100人。本年102歳で逝去した千玄室氏（鵬雲斎大宗匠）の遺徳を偲ぶ特別な趣向の初点となる。責任者の武田宗有さん、副責任者のバルテル・宗知・デ・ソウザさん、教授部長の松原宗美さんが編集部を訪れた。

大宗匠への顕彰として「鵬」を表すフェニックスや「雲」などの絵柄が招待状には、さりげなく散りばめられている。また当日は、ブラジルで初めて「知新棚（ちしん棚）」の席が設けられるという。これは「温故知新（故きを温ねて新しきを知る）」の精神を表す席で、大宗匠が好んだ棚の一つと言われている。

告知のために訪れた宗有さんと宗知さんは、「大宗匠は15代家元でしたので、当日の飾りには15本の木材を並べるなどの意匠を考えています。招待客の皆さんには、ぜひ新年の趣向を味わっていただければ」と意気込みを語った。