ブラジル、外国直接投資が10年ぶり高水準 外部統計が示す資本流入と経常収支の趨勢
2025年の外国直接投資(FDI)流入額が、1月から11月までで約841億ドルに達し、2014年以来の高水準となった。ブラジル政府はこの結果を、安定した政策運営と戦略的な外交強化の成果と位置づけ、国内外の投資家にとって同国が南米最大級の投資先であることを再確認した。資本流入の主力は再生可能エネルギー、農業、インフラ、テクノロジー分野で、世界の資本が新興市場としてのブラジルを再評価している表れとみられる。MercoPress
ブラジルへの外国直接投資(FDI)は2015~21年にかけて低迷したが、22年以降は回復基調を強め、2025年は1~11月で841億ドルと2014年以来の高水準となった。(出所:ブラジル中央銀行(BCB)、MercoPress)単位:10億ドル(US$ bn) 2025年:1~11月累計(速報値)
FDIの内訳と成長の構造
政府や統計資料によれば、2025年のFDI流入額の約34%が再生可能エネルギー・グリーン水素関連、28%が農業・インフ...
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