《特別寄稿》極限の恐怖の中で生きる人々=『ひまわり』と『夜と霧』から=「誰かが自分を待っている」との想い=サンパウロ市ビラ・カロン在住 毛利律子
私は戦後生まれ世代なので、戦争を体験していないため、それがどれほど恐ろしいものであるかを知らない。
しかし、ここ数カ月続くロシアによるウクライナ侵略戦争から、改めて戦争の恐怖と不安を強く感じている。何よりも恐ろしいのは、思い付きで戦争を仕掛け、国際秩序、人道も蹂躙して、相手を壊滅させるまで爆撃を止めない人間・国があるということ。
ある日突然、容赦ない攻撃を受けた人々の日常生活は吹っ飛び、爆撃の混乱の中で実際に起きている略奪、人身売買、性的暴行によって、人々は極限の恐怖にさらされ、魂が壊されていく。
それでも人は立ち上がる。それを教えてくれるのが、ウクラ...
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