《記者コラム》もしも宮沢賢治が移住していたら?=強い異国願望、共通する農民芸術
「いつか金を儲けてブラジルでもいってみせる」
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先日、読者から「宮沢賢治の『雨ニモマケズ』を新聞に掲載してくれないか。この間、NHKの番組でこの詩を朗唱するとボケ防止に良いとやっていたから」との電話があった。
宮沢賢治は1896年8月生まれ、1933年に37歳の若さで没した。岩手県花巻市の富裕な質屋を稼業とする家に生まれ、「周囲の貧乏人から絞りとった金銭によって恵まれた生活をしてきたのではないか」という思いにさいなまれてきた。
そんな周囲に対する気遣いと仏教への信仰に駆られるままに...
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