《ブラジル》「今後の景気は良くなる」アウシリオ受給者ほど高率
アウシリオ・ブラジル受給者の間で、景気の先行きに対する見通しが良いことが、世論調査の結果で明らかになった。23日付現地紙が報じている。
先週行われたダッタフォーリャの最新調査によると、アウシリオ・ブラジルの受給者の53%が「今後の景気は良くなる」と答えている。受給していない人だとこれが47%に落ちる。
6月に行われた調査では、アウシリオ受給者で今後の経済は良くなると答えた人は36%で、非受給者では32%だった。これによると、前回からの伸び率も、アウシリオ受給者の方が非受給者よりも大きい。
前回から今回の調査の間に、アウシリオ・ブラジルの月間最低支給額は400レアルから600レアルに増額された。今月の支給は通常より早い9日にはじまった。また、受給対象世帯も220万世帯増の2020万世帯に増えており、国民の4人に1人がアウシリオの恩恵を受けている計算になる。
さらに、「今後の景気は悪くなる」と答えた人も、アウシリオ受給者は16%、非受給者は19%と差があった。これも、6月の調査では前者が29%、後者で36%だった。
また、今回の調査では、アウシリオの受給者のうち62%が女性であること、52%が中卒、42%が小学生までしか教育を終えていないことがわかっている。
今回の調査は16~18日に、全国281市、5744人を対象に行われた。