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1~10月の死者124万人=パンデミック前には戻らず

2022年11月22日

 ブラジルで最初の新型コロナの感染者確認から21日で1千日、死者確認からは980日となったが、1~10月に全国で登録された死者は124万1779人で、108万7707人だった2019年の1~10月を14%上回ったと19日付現地サイトが報じた。
 この数字は、全国自然人登録者協会(Arpen―Brasil)傘下の登記所7658カ所に届けられた死者の数と地理統計院(IBGE)のデータを重ねて集計したものだ。登記所で受け付けた出生、死亡、婚姻の届け出はリアルタイムで集計されている。
 今年の死者は、新型コロナによる死者が多かった2021年の151万8361人より18%少ないが、コロナ禍初年の2020年の123万3937人は0・6%上回った。
 2010~19年の前年比での死者増加率の平均は1・8%で、変動幅が最も大きかったのは2016年の4・3%増だった。
 だが、2020年と2021年の死者は、前年比で11・8%と23%と、大幅に増えた。20年の新型コロナによる死者は19万4949人、21年は42万4107人で、後遺症による死者も含めた影響は大きい。
 現在は予防接種の進展や防疫対策の浸透で重症化して死亡する人が減っているが、1~10月も新型コロナで6万9101人が死亡して出ており、コロナ禍前の数字には戻れていない。
 現在のブラジルは感染第5波に入る可能性が高く、5日は3758人だった新規感染者の7日間平均が19日には1万4144人になった。だが、死者の平均はこの間も35人が38人と安定している。


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