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CBFの星3つをハートに?=闘病中のペレへの想い込め

2022年12月14日

ペレを称えるイベントでのドミンゲス会長(Martín Fernandez)
ペレを称えるイベントでのドミンゲス会長(Martín Fernandez)

 南米サッカー連盟(Conmebol)のアレハンドロ・ドミンゲス会長が11日、ブラジルサッカー連盟(CBF)の徽章の星五つの内三つをハートに置き換える事を提案したと同日付G1サイトなどが報じた。

カタールに設けられたペレを顕彰する銅像(Reprodução/Instagram @Conmebol)
カタールに設けられたペレを顕彰する銅像(Reprodução/Instagram @Conmebol)

 ドミンゲス会長は同連盟がカタールで開催した闘病中のペレを称えるイベントで、国際サッカー連盟(FIFA)の100周年記念大会となる2030年のW杯を南米で開催する事で、ブラジルの伝説的選手のペレとアルゼンチンのレジェンドであるディオゴ・マラドーナのレガシーに敬意を表するべきとの発言と共に、先の提案を行った。同連盟のイベント会場である「Casa Conmebol」にはマラドーナを顕彰するためのスペースも設けられている。
 イベントに出席していたCBFのフェルナンド・サルネイ副会長は、Conmebolの提案を好意的に検討するとの意向を表明。実際に変更するためにはCBFの理事会の承認が必要だ。
 徽章の星三つをハートにという提案は、ペレが生まれたのがミナス州のトレス・コラソンエス(三つの心臓またはハートの意)である事と、彼が出場したW杯での3度に及ぶタイトル獲得(1958年、62年、70年)に敬意を示すためだ。現時点では、W杯で3度の優勝を経験した選手はペレだけだ。
 ペレは昨年、結腸癌である事が判明。現在も治療を継続しているが、11月29日に呼吸器系の炎症を起こして入院して以来、入院生活が続いている。

ペレの生誕地にある、ペレを顕彰する銅像(Reprodução Internet)
ペレの生誕地にある、ペレを顕彰する銅像(Reprodução Internet)

 医師団は病状は改善としているが、癌の転移も確認されており、今回のW杯は病院で観戦。W杯の会場ではペレの回復を祈るため、彼の顔写真を配した大きな旗が掲げられたりしている。9日の準々決勝でブラジル代表が敗れた後は、SNSを通じてネイマールへの声援も送っている。
 なお、2030年のW杯については、1930年の初回大会開催国であるウルグアイが、アルゼンチンやチリ、パラグアイと共同で招致を行っている。初回大会は13チームが参加して開催された。対抗馬は欧州サッカー連盟が支持するスペインとポルトガル、ウクライナによる共同開催案で、サウジアラビアがエジプト、ギリシャと共催招致する可能性もあるという。


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