モラエス判事、ジャーナリストのSNS凍結=過激な大統領派で有名な3人
アレッシャンドレ・デ・モラエス最高裁判事は4日、ボルソナロ前大統領派のジャーナリスト3人に対し、SNSのアカウント凍結やパスポートの無効処分を言い渡した。4、5日付現地紙、サイトが報じている。
アカウント凍結処分を受けたのは、ロドリゴ・コンスタンチーノ氏、パウロ・フィゲイレード・フィーリョ氏、ギリェルメ・フィウザ氏の3人だ。この3人はいずれも、ネット上での反民主主義的発言を問題とされ、この処分を受けた。
3人はいずれもボルソナロ派のジャーナリストとして知られており、ネット上で軍事介入を求める発言を積極的に行っていた。フィゲイレード氏は軍政最後の大統領ジョアン・フィゲイレード氏の孫でもある。コンスタンチーノ氏とフィゲイレード氏は米国在住だが、今回の命令でパスポートの無効化も言い渡されている。
3人はいずれもジョーベン・パン局のコメンテーターを務めていたが、同局は昨年11月に「選挙関連で虚報を流した」としてユーチューブでのスポンサー料の受け取り禁止処分を受けている。
また、ネット上ではジョーベン・パン局のスポンサー企業を批判する流れも起きており、2023年の年明けまでに14社がスポンサーを下りている。