リオのカーニバル入場券売り切れ=コロナ禍明け通常開催に高まる期待

リオ市のカーニバルの入場券の売れ行きは順調で、2月19~20日に行われるスペシャルグループのパレードの一部は既に売れ切れたと16日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。16日現在で残っていたのは2月25日(土)のチャンピオン・パレードだけだった。だが、これも16日で販売が終わる可能性があるという。
カマロッテと呼ばれる席の入場券は5万400~10万800レアルだったが、昨年7月29日の販売開始から2日目に売り切れたという。この時期に入場券を販売し始めたのは、エスコーラ・デ・サンバ独立リーグ(Liesa)と各エスコーラの収益を保証するためだという。
また、希望する座席のチケットが購入できなかったとして、キャンセル待ちのリストに名前を掲載するように依頼した人も30人以上いたという。
16日朝現在も残っていたのはアルキバンカーダと呼ばれる座席で、2月19日の分は3番と7番のセクターの座席(アルキバンカーダ全体の18%)のみが残っていたという。2月20の分は16日朝の段階で47%が残っていたが、それでも6番のセクターは売り切れていた。8番も近日中に売り切れる見込みだ。
Liesaの関係者は、リオ市民は皆、例年通りのカーニバル開催やスペシャルグループのパレードを待ち焦がれているという。また、入場券の売れ行きも非常に順調で、パンデミックで起きた中止や日程変更の後の最初のカーニバルにかける庶民の期待を物語っているという。
スペシャルグループのパレードに使われる曲は既によく知られており、満員のサンボードロモで行われるパレードやプレゼンテーションは、例年以上の高いレベルのものになると見られている。