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ペルーで行方不明になって10年=ブラジル人青年の捜査打ち切り

2023年1月19日

 ペルーに旅行中だったブラジル人青年アルトゥール・パスコアリさんが行方不明になって10年が経過したが、消息に関する情報収集が進んでいない。17日付伯字紙、サイトが報じている。
 ブラジリア在住で当時19歳だったアルトゥールさんは2012年12月、ペルーのアグアス・カリエンテスで行方不明になった。アルトゥールさんはかねてから同国の芸術や文化に興味を持っており、同年9月、数週間の予定で旅立っていたが、予想以上に気に入り、滞在期間を延長していた。
 だが、クリスマス過ぎに両親とのやり取りの場となっていたフェイスブックに書き込みがなくなったため、両親は捜索願を出した。
 捜査はブラジル、ペルーの両国で行われ、それは当時、大きな話題にもなった。行方不明から4カ月ほど経った頃には両親もほとんど自費でペルーに向かい、アルトゥールさんを探した。
 その間、両親は脅迫を受けるなどの被害も受けながら捜査を続けた、その過程で、アルトゥールさんが失踪前に勤めていたバーの店主が犯人として疑われたり、アルトゥールさんのものではないかと疑われた流血の跡などが浮上したが、事件解決にはつながらなかった。結局、犯人がみつからぬまま、捜査は2017年に打ち切られている。
 事件から10年を経た現在、母親のスザーナさんはアルトゥールさんが殺されたと思っていること、父親のヴァンデルランさんはまだ生存の望みを捨てていないことをBBCブラジルの取材で語っている。


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